■原因の特定は困難、すべての配線を見直す事に■
修理詳細:配線総点検
費用
0円(車検時に同時対応、交換パーツなし)
要した時間 約12日
電気系の不灯火不具合は、配線すべてを点検することになりますので、
パーキングブレーキの端子から、警告灯球までをまるでプログラムのデバッグのようにすべてをトレースして見ていく作業になるらしく、
そのため、ディーラーであるホンダカーズへ預けることになりました。
ちょうど車検が近かったので、車検を兼ねて、預けました。
その期間、およそ12日ほど要しました。
■たどりついた原因は、雨漏り■
この警告灯はブレーキオイルが適量以下等、異常があったときに常時点灯するもので、
「パーキングブレーキがひかれています」案内のためだけのものではありません。
ここが点かなくなると、ブレーキオイル量がなんらかの原因で低下し、たとえば液漏れを起こしオールロスしてしまったとしても、車内からはまったく認識できなくなるわけでして、古い車でなくてもこの部分の不灯火はかなり危険。
早急に対応することにしました。
電気配線系統になるので素人の私ではリカバリー困難と判断し、ディーラーであるホンダカーズに任せました。
まず、球切れを点検したところ、
切れていることが判明。
なんとも古典的な原因ですが交換しました。
それでも点灯しなかったそうです。
次に、配線をみていくことになりました。
真っ先に目についたのが錆びたパーキングブレーキの灯火用端子で、ここをなんとかすれば改善される可能性が大。
しかし交換部品はすでにストックがないとのことで、手作業で磨いてサビを落としてくれました。
そして磨き上げたあとグリスアップして、見事に点灯し完全に復旧致しました。
念のためすべての配線もみてくれて、断線やその他の箇所の接触不良等も点検、
異常なしということで、完治致しました。
なぜその端子がひどく錆びたのか、の原因究明ですが、これは容易に「雨漏りによる室内の多湿化」と想像できます。
なので、雨漏りが原因による二次的被害という推論にいきつきました。
雨天の翌日の晴天時は必ず窓もしくはルーフをはずして、
天日干しをしているのに、
それでも、起こりうるのですね。
これもひとつの経年劣化、と、感じました。