徳島県阿南市に、合格祈願・勝負の神様としてご高名な「お松大権現」神社がございます。
今回、祈願ご祈祷の申し込みのほか、招き猫をお借り・お持ち帰りしてきました。
お松大権現 拝殿
●お松大権現 について
猫神様 として全国的に有名な神社。
日本三大怪猫伝の1つ。
悪略な富豪の手により土地を奪われ失意の果て病死した庄屋、その妻のお松が自らの命と引き換えにその不当さをあばくため直訴します。(直訴は罪であり極刑)
しかしすでに奉行も悪脈富豪に買収されており、結果お松は直訴の罪で処刑、
その後、お松の飼い猫だった三毛猫が化け猫となり、富豪および奉行を滅ぼした、
という伝説に由来しております。 (参考:公式サイト、及びWikipedia)
直訴によって悪人を倒したといういわれから、勝負事にご利益があるいわれ、とりわけ受験合格の神様として シーズン中にはたくさんの受験生およびご父兄が訪れます。
しかし昨今は、あらゆる勝負事へのご利益にあやかるため、就職内定・商売繁盛・そして起業成功から婚活にいたるまで祈願に訪れております。
私が今回訪れた目的は、祈願のほか、前回お借りしていた招き猫のご返還と、新しく招き猫をお借りするため。
お松大権現 交通ルート
お松大権現の所在地は、徳島県阿南市加茂町字不ケ63番地
google map》
駅も線路もありません。
一番近い駅は、JR牟岐線、羽ノ浦駅。
でもここからはタクシーを呼ぶくらいしか手段がありません。
公式サイトには、
JR阿南駅より加茂谷行き阿南バスでお松権現前下車(約40分)
とあります。
つまり、羽ノ浦駅を通り越した3駅先
(西原駅、阿波中島駅を越した次の駅)
阿南駅で降りて、そこから加茂谷方面行きの阿南バスへ乗車、というのが、
車以外の交通手段となります。
さて私はこのサイトのテーマ通りマイカーである90車がありますので、
車でお松大権現へ行ってまいりました。
走行時の写真は、ドライブレコーダーの静止画が画質荒かったので、googleストリートビューのキャプチャ画面でご勘弁を。
車で行く場合、県道28号線にのればたどり着きます。

加茂名中学校が左手に見えてくれば、お松大権現はすぐそこ。
他に最短ルートありますが車幅狭く外来の者にはちょっと難しいかも。ここから曲がるほうが無難。
やや鋭角気味に、交差点を左折します。
ここからは中央線は消えますが、車の対向は可能。

この交差点を左へ。←
左折後すぐT字にあたり、案内標識がなくナビ稼働のない場合迷いますが左折で。

(ここからは自分で撮影した写真を使います。撮影はすべて参拝とご奉納、ご祈祷祈願を終えてから、「ついで」に撮影しております。本来の目的であるお参りを優先して。)
曲がるとすぐに、右手にみえます。お松大権現の看板と、駐車場。

駐車場はこの道路反対側にもあり、公式サイトには20台、無料 とあります。
受験シーズンには連日満車状態となることが想像に難しくありません。


この奥のつきあたりに見える鳥居が、お松大権現。
車をおき、
歩いて境内へ向かいます。

鳥居の右手に、大きな招き猫が微笑みかけています。
鳥居の手前で一礼してから、招き猫のとこへ。

必勝ご祈願の巨大招き猫です。
お賽銭を入れてご祈願いたしました。
それから、拝殿へ向かいます。

石段には、猫の足跡が。
プリントではなく、しっかりくぼみとしてつくられております。
2つめの鳥居をぬけて、手水舎へ。
直進すると見えてきます。

手水舎で手を洗い、
拝殿へ。

拝殿。
お参りを、致します。
拝殿の中の撮影は控えました。
お参りを済ませましたので、
その向かい側にある、御由緒案内 へ。

中の掲載物は撮影を控えましたが、
冒頭にある「庄屋の主人が悪の富豪に騙され病死しお松が処刑されお松の飼い猫が復讐するまで」が絵画・文ともにパネル展示されております。
その周囲にはあふれんばかりの招き猫。
その後、社務所へ。
ご祈祷祈願はここで申請致します。
招き猫も、ここにあります。

招き猫は、祈願別に様々な大きさ、色で並べられています。
それぞれ、1,000円、2,000円 、と値がついておりますが、これらは、「売っている」のではありません。当然「買う」のでもありません。
神様 ですので、 お借りして、自宅へお持ち帰り、 という概念です。

それまでお世話になった招き猫、ご奉納はここ。
(公式サイトからお借りしております)


社務所所属のネコちゃんが、3匹。ハチワレ2匹、三毛1匹。
かつて、捨て猫が絶えなかった時代があったそうです。
今ではそれもなくなったそうで。
(掲載:2017年9月15日 金曜日)